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今、必要なものは何ですか?

喘息とアトピーとストレス そしてメンタル

喘息編ーその壱

 

今から30年程前のお話し・・・
17〜19歳の頃、とにかく喘息に苦しんだ。高校は休みがちになり、このままでは家庭科の単位が足らず留年になってしまうよ、と先生に告げられる程学校に通うことが難しかった。考えられる1番の原因は、アレルゲンである家に居る【ネコ】が増えたこと。そして今思えば、部活が大きなストレスになっていた。

 

 

部活がストレスなんて当時は思いもしなかった。所属していたのは吹奏楽部。甲子園にも応援に行ったし、本業?の演奏では、毎年全国大会金賞をとっていた名門校。両親は娘の学校の活躍が嬉しく、二人揃って演奏会に足を運んでくれていた。両親が嬉しそうにしている顔を見るのが幸せだったし、何よりも親孝行をしている気にもなった。

 

そんな学生時代を謳歌していた自分、人に自慢できる学校生活だったけど、人には常にこう話していた。「私が凄いんじゃなくて、周りのみんなが本当に凄い 才能の塊 そして努力もしてる 私はそのみんなの才能にあやかっているだけ」そしてその言葉は本心で、決して引け目に感じることはなかった。なぜなら一緒にいられることが嬉しくて十分満足していたから・・・

 

私が楽器を始めたのは高校に入ってからで、正確に言えば小学生の頃にほんの少しだけ齧ったことはある。でもまさか高校に入ってから、再び楽器を始めることになるとは思ってもいなかった。始めることとなった理由は友だちの部活見学に付き合って、そのままズルズルと入部してしまったからだった。

 

「私、初心者だから・・・」当時私は自分が下手クソなことを、こんな理由で言い訳にしていた。この【初心者】という言葉が、下手な自分への免罪符。事あるごとに「初心者だから、コンクールのメンバーから漏れても大丈夫 悔しくない」または、部活の係の出来ない理由も「そんな大役は初心者の自分には荷が重い」下手な自分に対して、そんな言葉でしか自分自身をフォローできなかったんだろうな・・・

 

こんな調子で高校生活2年があっと言う間に過ぎて行き、3年の春を迎えた。3年生になると下手クソだろうがなんだろうが、コンクールのメンバーには選ばれる。3年生へのご褒美なんでしょう。さすがに後輩が2学年もいるから【初心者】は使えなくなったけど、今思えばそのことにすごくストレスを感じていたんだと思う。だってその年の新入生は、とんでもなく上手い子が揃っていたから・・・下手クソなのに、先輩であることがとても恥ずかしかった。

 

そして頻繁に喘息の発作が起こるようになっていったのは、この年からだった・・・

 

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