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士業の先生にコミュニケーションを伝えたくなる厚かましさよ・・・ 〜後半〜

士業を生業とされている先生方に、ぜひ聞いて頂きたいことがあるんです。コミュニケーション力(特に聴くちから)を身につけたら、知性と相まって最強になることを・・・の後半です。

前半はこちら

士業の先生にコミュニケーションを伝えたくなる厚かましさよ・・・ ~前半~ - kobato room

 

ミラーリング

ミラーリングとは、相手の動きに対して鏡わせのように動作を合わせるスキルです。例えば話している相手が熱く前のめりに話している時は、聴き手側も前のめりになって話を聴いたり、身振り手振りを合わせます。こうすることで無意識のうちに親近感を感じさせることが可能になるんです。親近感を感じるということは、話しやすさだったり親しみにつながっていきますよね。カフェなどで仲の良い二人組を見ていると、ひとりがグラスを口に運ぶと、相手方もグラスを口に運ぶという光景をよく見かけますが無意識に同調しているんですよ。仲良しならではのミラーリングです。

 

ペーシング

ペーシングは、相手の話し方に合わせるスキルです。声の大きさやスピード、リズムなんかを合わせます。人には聞きづらいことを教えてもらおうと、声を落として話しかけた時にデリカシーなく大声で、「えっ?〇〇のこと知りたいの?」と聞き返されたとしたらどうでしょうか?たとえ悪気はなかったとしても、この人に大事なことはとても言えない・・・と躊躇してしまうのではないでしょうか。相手の状況を汲み取って、そっと話し方を合わせてくれたとしたら、自分の気持ちをわかってくれている、自分と感覚が似ている。そんな風にじわじわと信頼関係を深めていくことができるんですね。

 

バックトラッキング(オウム返し)

相手の言った言葉を繰り返すことをバックトラッキングと言います。俗に言うオウム返しですが、ここではバックトラッキングという言葉を使っていきます。

 

相手:「昨日映画に行ったんだ」 ⇒ 自分:「いいね~!何を観に行ったの?」

 

この会話の流れも自然でいいのですが、ここではバックトラッキングのスキルを使って話を聞いてみましょうか。

 

 

相手:「昨日映画に行ったんだ」 ⇒ 自分:「昨日映画に行ったんだね」

相手:「そうそう、めちゃくちゃ面白かったよ~」 ⇒ 自分:「へ~めちゃくちゃ面白かったんだ~、何を観に行ったの?」

相手:「犬の散歩!」 ⇒ 自分:「犬の散歩?」

相手:「そうそう、すっごくシュールでお勧めしたい!」 ⇒ 自分:「お勧めなんだね〜!」

 

・・・という風に、相手が自分に最も伝えたいと思う言葉を繰り返します。話をしている相手は自分の言った言葉がそのまま返ってくるので、否定されることがありません。むしろ、「そうそう、そうなの!」という反応になるので、自分のことをよく理解してくれてるな~と実感するんです。

 このバックトラッキングも無意識にしている方も多いと思います。仕事関係ではむしろ、意識的に相手の言ったことを復唱している方も多いのではないでしょうか。例えばこんな風に。

 

相手:「明日10時に改札前に集合ね」 ⇒ 自分:「明日10時に改札前で集合ですね」とこんな感じに。

 

相手が自分の言葉を復唱すると、確実に伝わってる感じがするんですよね。つまり話を良く聴いてくれて内容を理解してくれていると。そして、あいづち・うなずき、アイコンタクト、ミラーリングやペーシングにバックトラッキングを多用して話を聴いてくれる相手には、話の内容を理解してもらっている。そして更に踏み込んで、自分を理解してもらっているという感覚になれるんですよ。

 

共感

そして私がもっとも伝えたいこと。それは共感をもって話を聴くということです。私たちには心があります。心があるからこそ、スキルだけでは信頼関係を築くことはできません。心に触れる・・・つまりそれが共感です。共感は相手と同じ気持ちでなくて構わないんです。相手の立場に立って、相手の気持ちを共に感じ、理解しようとすることが共感です。共感をしっかりと伝えられると、話し手は自分のことを受け入れてもらっていると感じて、聴き手のことを受け入れようと、自然と気持ちが動いていくんですね。

 

 

今までお話ししてきたリスニングのスキルですが、この威力を実感するためにはワークがお勧めです。今度コミュニケーションの講座を開催しますので、聴く力をつけたいと思われたらぜひ参加してみてください!ワークをすることで、こんなにも聴いてもらえている感がちがうのか・・・と実感されること間違いなしです(笑)!

 

士業の先生方や、TA交流分析でAのアダルトが強めの方は、ご自身の強みをどうぞそのまま生かしたままで、あいづち・うなずき~共感までを入れた話の聴き方を試してください。人を変えることは出来ませんが、自分自身は変えることはできます。そして相手への関わり方(今日の場合は聴き方ですが)を変えることで、相手との関係に変化が起きるかも知れないですね。皆さんにはコミュニケーションの発信者になって欲しいと、心から願っています。

 

 

 

ーお知らせー

箱庭セラピー 100人チャレンジ

箱庭セラピスト プレデビュー企画として、100人チャレンジを実施します。都内近郊にお住まいの方で、箱庭セラピーを体験してみたいという方、大募集します!

 

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