悔いなくやり切る
岩手県 夏の高校野球地方大会決勝。大船渡高校の監督は、絶対的エースの登板を回避させ、花巻東との試合に臨みました。結果は12ー2で花巻東が試合を制し、甲子園出場を決めました。
世間ではこの監督の決断について賛否両論の意見がでているようです。メンタルトレーニングを実践している私の個人的意見としては、この結果を次にどう活かすか？しか考えられないというのが本音です。単純に気持ちだけで言ったら、投げられるところまで投げさせても良かったのでは？と。
プロで活躍すること、選手生命のことを考えて、今回の登板回避は英断だった・・・このような意見があちらこちらで聞かれます。
今、ここで、どれだけ悔いなくやり切ることができたのか。もうやれるだけのことは全てやった。だから悔いはない。自分自身、そう思えることが、今後の長い人生を歩む際の次の原動力となり、糧になる。
そう考えたときに、エースの登板回避は誰にとっても悔いが残らなかったのか・・・と思わずにはいられません。もちろんケガをしても、この先どうなってもいい。ただ悔いを残さないということこそが大事、と言いたいわけではありません。
エースが決勝戦に登板できなかったから悔いが残るのか
エースひとりに頼ってしまったチーム編成に悔いが残るのか
チームの総合力を上げきれなかったことに悔いが残るのか・・・
悔いが残ってしまった前提で話を進めてしまいましたが、大船渡高校野球部が、悔いなくやり切っていたのなら私の想いは大きなお世話ということになり、また、そうであって欲しいと思います。
今年の夏の甲子園は大船渡高校の話題一色になってしまいましたが、そのアウェイ感漂う中で勝ち切った、花巻東は大したもんです。県大会を勝ち抜くということは本当に大変なことなので、甲子園での更なる活躍がとても楽しみです！
しか－し、実は私の母校も千葉県代表として甲子園に出場します。暑さが厳しく、どれも大変な戦いになると思いますが、みんな、胸張って、悔いなくやれ切れ！！
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