kobato room

ありのままの自分を育むトレーニング

Connecting with you.

今、必要なものは何ですか?

堂々と共通認識を確認する

お客様をお迎えする部屋に、一見ゴミにみえる袋が2つ床に置いてありました。私にはゴミに見えるけれども、そうでないかも知れません。念のため、関わっていたであろう人に電話を入れ、それが何なのか聞いてみたのですが、その人にもゴミか、ゴミでないか、判断がつかないもののようでした。

 

そこで私は、急な来客があったとしても、それが人目に触れないように違う場所に移動しました。これは私の独断的な判断です。しかし、後からきて物がない!と探すことになっては大変なので、(迷わないように)部屋にひとつしかない冷蔵庫の前に移動させたと電話口で伝え、物をどうするのか、午前中に確認しておいてね!と指示をして、そのまま部屋を後にしたのです・・・

 

 

そしてその翌日、その物を置きっぱなしにしていた張本人から「あれは必要な物なんだから、動かさないで。捨てられたと思って、探してしまった・・・」と注意を受けました。物を動かしたのは私の独断的な判断だったので、そこは素直に謝罪しました。それから決してゴミとして扱ったわけではないことを説明します。

 

本人はその物が、たとえゴミとして扱われなかったとしても、移動されたことに腹を立てているので、むしろ私の説明は不要で、さらに苛立ちを隠せない様子です。そこで私は続けてこのように言いました。

 

きれいな状態でお客様をお迎えしようと、あなたがいつも思っているように、私も同じ気持ちだったので物を動かしました。不快にさせてしまったのなら申し訳ありません。

 

・・・おわかりでしょうか?謝罪しながらも、ここで一旦、けん制を入れました。

あなたがいつも思っているように の枕詞で、お客様をお迎えする場所はいつも片づけられていること、が私たちの共通認識ですよね?ということを確認し、この場所はお客様の為のスペースだという気付きを促しています。

 

するとこの件に関して、相手は同意しかありませんので、論点を少しずらして苛立ちを表現してきます。「ホワイトボードに、この部屋を(終日)使用する予定を記入しているから、お客さんは来ません。ホワイトボードは確認していないの?」

 

そうだったんですね。と、笑顔で相手の話を受け止めます。(※この時、笑顔が大事!)そしてこの話はこれで終了です。ホワイトボードに予定が書かれていないことくらいは知っています。だけども、ここで揚げ足取りをする必要はありません。なぜなら、お客様をお迎えする場所はいつも片づけられていること、が私たちの共通認識である ということを確認したかっただけだからです。

 

実際本人も、ホワイトボードに予定を書いたのが昨日のことだったのか、今日のことだったのか曖昧なので、それ以上何かを言うつもりはなかったようです。ただ、自分が劣勢のまま終わることは許されなかったので、ひと言付け足しただけのことです。

 

今回のケースに似たような経験をされた方で、言われっぱなしではくやしい・・・と思われる方もいるかも知れませんが、私は相手の逃げ道を用意することも忘れないようにしています。戦うことが目的ではなく、あたなと同じ気持ちでいると、確認することが目的だからです。一緒に仕事をするうえで気持ち良く仕事ができたら最高ですが、なかなかそうはいきませんよね。そんなときは、感情よりも目的に焦点を当てると、動けることがあるようです。

 

人によっては嫌味な感じの物言いに聞こえるかも知れませんが、使えると思った方は、ぜひ、相手に気づきを促す言葉として、使ってみてください。

 

あなたがいつも思っているように・・・

 

 

ーお知らせー

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今日も読んでくださり、ありがとうございます。

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