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今、必要なものは何ですか?

脱毛症とウィッグ問題

私が今までにウィッグを購入した回数は合計4回。始めて購入したものは、既製品の人工毛(化繊)のおしゃれウィッグ。2回目に購入したものは、フルオーダーのウィッグで人毛。3回目のウィッグは、既製品の人工毛(化繊)と人毛のミックス。そして4回目に購入したものは、セミオーダーの人毛ウィッグ。このウィッグの中で高い順に並べると・・・

 

  1. フルオーダーの人毛ウィッグ
  2. セミオーダーの人毛ウィッグ
  3. 既製品の人工毛と人毛のミックスウィッグ
  4. 既製品の人工毛のおしゃれウィッグ

 

こうなりなす。値段はたしか、3万円~20万円くらいだったと思います。全て別々のお店で購入したので値段はうる覚え。毎回別のお店でウィッグを購入した理由は、どれも納得できるウィッグではなかったこと。それぞれのウィッグに悩みがあったのです。

 

まずはフルオーダーのウィッグ。一見良さそうですが、とにかく装着が大変。ウィッグの型を取る時に、自分の頭にサランラップをグルグルにまいて型をとるのですが、どうやらその時のラップがピッタリしすぎていたようで遊び部分が全くなく、出来上がりがかなりきつく仕上がっていました。毎朝ウィッグを被るのは一苦労だな・・・と思っていたところ、ちょうど髪の毛が生えてきたので、結局このウィッグを被って外出することは一度もありませんでした。

 

そしてセミオーダーの人毛ウィッグ。これはあらかじめウィッグが完成しています。何がセミオーダーかというと、頭のサイズと髪色、そしてヘアースタイルの微調整です。

まずは自分の頭に合うサイズのウィッグを選び、そして希望の髪の色のウィッグを選びます。そしてそのウィッグはあらあじめ毛髪が長く作られているので自分の好みの髪型にカットしてもらい、その日のうちに受け取って持ち帰ることが可能です。このウィッグを装着していた期間はトータルで約2年間。もっとも長く被っていました。何と言っても帽子のように被ることができたので、とても装着が楽です。ですが、やっぱり悩みは出てきます。当たり前なのですが、この毛髪には毛根がありません。毛根がないということはつまり、身体から栄養素を吸収できないので髪の毛はシャンプーをする度にパサつきます。最初はとても自然な仕上がりのウィッグだったのですが、時が経つにつれてウィッグ感がだんだんと出てきます。もちろんシャンプーをする度にトリートメントもするのですが、とにかく髪の毛がパサパサすぎて顔の輪郭にフィットしなくなってきたのが不自然に思えてきた理由です。

 

そして既製品の人工毛と人毛ミックスのウィッグ。これも帽子タイプで装着は楽でした。トータルで半年間被っていましたが、なぜ半年間だけだったかというと、人工毛がだんだんお人形さんの髪の毛のようにチリチリになってくるのです。そのチリチリになった個所はコテで伸ばしてあげると多少元に戻るのですが、特に襟足部分がどうしても縮れてきてしまい気分的に無理でした。

 

既製品のおしゃれウィッグに関しては、友人の結婚式に一度被っただけです。装着にコツがいり、そもそも自分に似合っていないウィッグでした。

 

このように一言でウィッグといっても長所・短所はさまざまあり、またウィッグの寿命は思ったよりも短いのです。ですので職場の環境が許すのであれば、私はウィッグではなく帽子を着用していました。それでも帽子は帽子で、帽子ならではの悩みがまたあるのです。顔周りにまったく髪の毛が出ていないので、パッと見は闘病生活を送っている患者さんのように見えますし、着る服も限られてしまいます。そして何と言っても、常に変装をしている気分になってしまうのです。これはウィッグの時も同様でした。

 

私は普段メガネをかけているのですが、冬の季節になるとマスクをする機会が増えますよね。そしてウィッグも被る。自分自身、顔周りが装着品だらけの違和感を感じているので、人からも違和感丸出しなのではないか・・・と心ので片隅でいつも思ってしまいます。この変装している気分が何よりも居心地の悪い気分にさせていました。かと言って、今、全てを外すのにはとても勇気がいる・・・

 

そしてこれはウィッグ経験者の私からの勝手なお願いなのですが、「あっ、この人ウィッグだな!」と思っても、どうぞそっとしておいて欲しいのです。時には「どうしてこの人は、バレバレのウィッグを被っているのだろう・・・そんなウィッグだったら外せばいいのに・・・」と思われてしまうウィッグ愛用者の方がいるかと思います。先程、ウィッグの悩みをそれぞれ書き出してみましたが、お手頃価格で手に入る満足のいくウィッグなんて、そうそうないのです。しかも商品の寿命が2~3年。中にはもっと長く使えるものがあるかも知れませんが、とにかくウィッグには寿命が割と早めにやって来るのです。サラリーマン達のお小遣いは、お昼代で大方消えてゆくことでしょう。だからバレバレだろうが何だろうが、被らずにはいられないのです。全てをさらけ出せる人も中にはいらっしゃいますが、10人いたら10人なりの気にする理由があるのです。そこをご理解いただけると、私もブログに綴っている意味が生まれます。今現在、私の髪は復活してきましたが、またこの髪の毛といつお別れするやも知れません。けれども私は、いつでも相談できる先生に出会うことができました。このいつでも相談できる人がいるかいないかは、とても大きい。だからもし悩んでいる人がこのブログを見つけたら知って欲しい。

 

       ひとりで悩まないで

 

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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