アドバイスが欲しいわけじゃない
人と話をしていると、なんとなく話の流れが、悩みや愚痴の方向にいくってこと、ありますよね。そして相手の方が少しでも困った様子を見せようものなら、ついつい「こうしてみたら?」とアドバイスしたくなるのが人の常だと思うんです。
でもちょっと待ってください。相手の方は本当に、今、アドバイスが欲しいのでしょうか?心を許せるあなたに、ゆっくりと話がしたいだけ・・・ではないですか?悩みの多くは、本人はどうすべきか、実は分かっていることが多いように思います。そして悩んでいると言ってはみたものの、純粋に解決を求めていなかったり、あえて解決にそこまでのエネルギーを使いたくなかったり・・・あるいは、放置しておいたらどうでもよくなるくらいの、その程度の悩みかも知れません。
だけど一緒に話をしていると相手の方を思うあまり、やっぱりアドバイスをしたくなってしまいますよね。だけどそこはぐっとこらえてアドバイスではなく、ぜひ、共感してみてください。
例えば、
会社の先輩が親切にしてくれるのはいいんだけど、最近は度が過ぎておせっかいに感じるようになっちゃったんだ。でね、先輩の言う通りに仕事をしないと機嫌が悪くなるんだよね。私の思う通りに仕事をさせてくれないんだ。どうにかなんないかな・・・
会話にこのような話がでてきたら、あなたなら、相手の方になんて言葉をかけますか?
少しほっておいて欲しいよね
好きに仕事をさせて欲しいよね
機嫌が悪くなるのは困っちゃうよね・・・
相手の話をちゃんと聴いて、気持ちに寄り添った言葉を伝えることで、相手の方は安心してあなたにたくさん話をすることができる。
そしてもう一歩踏み込んだ話になって、
いつまでたっても自分だけ仕事が任されない・・・
と落ち込んでいたら、
仕事を任されないのは寂しいし、辛いよね。
みんな任されてるのに、自分だけ任されないのは焦っちゃうよね・・・
と、自分も一歩踏み込んで気持ちを伝える。
私達は普段、言葉にしている気持はほんのわずかです。言葉にしていない気持ちがほとんどといってもいいくらいです。そして自分が言葉にしていない気持ちまで相手が汲み取ってくれたとしたら・・・とても嬉しくはないですか?
私の気持ちをわかってくれている・・・
アドバイスが必要なときはもちろんありますが、やっぱり安心するのは自分のことを理解してくれている人がいる、ということ。
優しく穏やかに、そして確実に信頼関係が築かれる・・・そんなコミュニケーションがあなたからみんなに伝わりますように・・・
今日も読んで下さり、ありがとうございます。
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