トイ・ストーリー４と現状維持バイアス
私の大好きな映画「トイ・ストーリー」。これ以上の終わり方はないと思えた前回のトイ・ストーリー３から９年・・・ウッディとバズが帰ってきた！
物語りのつづきが全く想像出来なかったので、当初あまり心が動かなかったのですが、トイ・ストーリー４の記事を読んでいくうちに、ドキドキ・ワクワクの気持ちがよみがえってきたのです。気持ちは抑えることが出来なくなってしまい、初日にはりきって観に行っちゃいました！
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【ざっくりしたネタバレ注意】
おもちゃ達の優しさに、またホロっときてしまったり、あたらしいキャラクター達の愛らしさにノックアウトされてしまったトイ・ストーリー４。そして今回、特筆すべきは、ボー・ピープの大活躍！パワーアップしてトイ・ストーリーに戻ってきてくれたんです。私はアクティブな女の子が大好きなので、もうすっかり、ボー・ピープの虜！お人形を買ってしまいそうな勢いです。
私にとっては大満足だったトイ・ストーリー４ですが、他のみなさん方もさぞかし楽しんだことでしょうと思っていたところ、どうやら世間では意見が分かれているらしいのです・・・
- 前回のトイ・ストーリー3のラストが完璧すぎただけに、観るんじゃなかった
- ウッディがあんな奴だとは思わなかった・・・
- ボー・ピープ、変わりすぎ
- おなじみのおもちゃ達の活躍がうすい 等々
他にも色んな感想がありましたが、私が映画の感想を読んだところ、がっかりポイントはこんなところでしょうか。総じて、結末に納得がいかないという感じです。
今回のトイ・ストーリーのテーマが、人生の選択のような気がします。子どもの笑顔のために人生を捧げるか、自分の可能性に残りの人生を使うか・・・
だいぶ雑な表現ではありますが、私はこのように思っています。
人性の岐路に立ったとき、現状を維持するか、それとも一歩を踏み出すか。大きな悩みどころです。生活環境が変わることで大きなストレスを感じることでしょうし、ましてや信念に触れることであったら尚更のことのように思います。
トイ・ストーリー3でこれ以上にない完結と思われた方々は、トイ・ストーリーという作品を我がことのように大切に思われてきたんでしょうね・・・そして4を受け入れられた方々は、変化を恐れず自分の生き方を選択したウッディを心から応援し、その後の活躍も楽しみなんでしょう。
私たちには現状維持バイアスというものがあり、変化よりも現状を維持することを望む心理的作用が働いています。だから、トイ・ストーリー3で十分と思われた方は当然のことのように思います。アンディが下した決断をウッディたちが受け入れ、環境こそ変わったものの、おもちゃとしての立ち位置や信念は変わることはありませんでした。だけど４は違う・・・ウッディは自分の人生を自分で選択することになる。
誰かのため生きる
自分のために生きる
それが自分の選んだ人生なら、どちらに転んでも最良の人生だと私は思わずにはいられません。
私の人生において、トイ・ストーリーがあって本当によかった・・・それくらい大好きな映画です。人生を潤す映画って素敵ですよね。あなたはどんな映画に心を動かされるのでしょうか・・・
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