SNSカウンセリングの時代がやってくる
まだ記憶に新しい2017年、神奈川県座間市で9人の若い命が奪われた凄惨な事件。覚えているでしょうか?彼らの多くはツイッターで「死にたい」というメッセージを発信し、犯人は嗅覚を働かせ彼らの心のすき間に忍び寄った・・・
この事件を発端に、社会全体がSNSやネット空間の危うさを改めて思い知ったものの、今さらこの便利なサイバー空間を我々が手放すはずもありません。消え入りそうな声を、誰かに気づいて欲しい痛みを、どうにかいち早くキャッチ出来ないだろうか、という想いで発足したかどうかは私には知る由もありませんが、政府主体でSNS相談が始まったように思います。
2018年に行われた全国SNSカウンセリング協議会の自殺予防相談のLINEアカウントには、1ヶ月間で6万人もの友だち登録があったようです。そしてSNSの匿名性を考えると、いじめやDV、パワハラ等・・・そしてことが深刻になる前の小さな種の段階で、自分の手のひらからSOSを発信出来る手段がある。そんなことを考えると、SNSで声を拾える数は潜在的にもの凄い数になるのではないかと思います。
日本ではカウンセリング文化が根付いていません。やはり敷居が高いからでしょうか・・・それに下手にカウンセリングを受けていると知られると、コミュ障扱いされてしまうのではないかとの恐怖心もありますし、弱い人間と思われてしまうかも知れません。日本は同調圧力が高いので、ありのままの自分を出しにくい国民性なのかも知れませんね。
相談しても構わない場所がある、まわりの誰にも気づかれることなく、受け止めサポートしてくれる誰かがいる・・・SNSをきっかけに心の東屋が増えればいいなと、強く願います。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
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