kobato room

ありのままの自分を育むトレーニング

Connecting with you.

今、必要なものは何ですか?

あなたの強みはなんですか?

この問いを投げかけられることによって、自分自身の強みって一体なんだろう?と改めて考えてみる。そしてその事が自分自身との深い対話につながり、やがてそれが人との差別化に繋がる・・・

 

 

仕事はある意味、人との出会いや繋がりでどんどん広がっていくもの。だからこの問いに何の迷いなくこたえられ、それが確かな強みであったのなら、「是非、あの人に紹介したい!」と人に思わせることができ、ビジネスチャンスに繋げることができると言うわけです。私はあなたの味方になりたいのです。だから強みを教えてください。つまり、こういうこと。

 

 

しかし・・・

 

 

理屈は分かっているのですが、どうしても私はひっかかってしまうのです。それは私がひねくれ者だからかも知れませんが、味方になりたいと言いつつ、上から目線の言葉に感じられて仕方がない。

 

 

例えば営業職で、数字に強い、その土地に特化している、コミュニケーション能力に長けている・・・ざっくりとこう答えられたとして、更に問いは続きます。では、数字に強い営業さんなんていくらでもいますよね?その数字に強い営業さんの中から、あなたでないとダメな理由は何ですか?

 

 

このさらなる問いかけで確信してしまいます。純粋に味方になりたいのではなく、試されているのだと。

 

 

自分の強みを把握して表現できることは本当に素晴らしいことで、自信がないと人に言えるもんではありません。ただ、この問いに何人の人がこたえられるのだろうか?こたえられた人は、この問いかけがその人にとって有益な問いであったのでしょう。しかし、こう問われたことで(自分には人より長けているところなんて、実はないのかも知れない・・・)と、自己肯定感を下げるだけの、そして追い詰めるだけの問いかけにもなると思うのです。

 

 

この問いかけが頭の中心にいつも鎮座して、考えではなく悩みとしてループし続ける・・・こうなってしまうと、もはや味方になる為の問いかけではなく、自分がこれを訊かれて成長できたからあなたにも、という自分軸に立った問いかけでしかなくなってしまう。つまり、自分が人の役に立てるかも知れない為の、自分を満足させる手段の問いかけになってはいないだろうか・・・

 

 

自分のことを100%自分が分かっているわけではありません。人から言われることで、こう見えているんだな、とか、もしかしたら自分にはそんな一面もあるのかも知れないと、新たな気づきとなることが沢山あります。あなたの知らない強みを既に人が気づいているということも、もちろんあるんです。だからあなの強みは何ですか?と一方的に訊くのではなく、あなたの強みを一緒に見つけていけたら・・・と言ってくれた方がどんなに心強く感じることか。そしてさらに言えば、

 

 

あなたのことをもっと教えてくれますか?私はあなたのことが知りたいのです・・・

 

 

私はこちらの問いかけの方が、自分に興味をもってもらっている感じがして好きです。あなたはどうでしょうか・・・

 

 

自分の五感を開いてください。そして磨いて感じてください。その人は本当にあなたの見方ですか?焦りがあると周りが見えなくなってしまいがちなので、そんな時には自分の本能に従うこともありかも知れません。この人といると追い込まれるのか・・・あるいは勇気をもらえている感じがするのか・・・自分の直感を信じてみるのも選択肢のひとつです。

 

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

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